小湊 慶彦(こみなと よしひこ、1958年11月21日 - )は、日本の法医学者。輸血医療や個人識別における重要な指標であるABO式血液型遺伝子の転写調節研究で知られる。 ABO血液型は,赤血球上のA抗原・B抗原と血清中の抗A抗体・抗B抗体からなるシステムであり,その型判定は安全な輸血医療に必須である.ABO血液型は20世紀初頭に発見され,1960年代に抗原の糖鎖構造が解明され,A抗原・B抗原合成に関わる糖転移酵素の精製や特異抗体作製等の研究が行われ,ワシントン大学バイオメンブレン研究所(所長箱守仙一郎博士)の山本文一郎博士らが1990年にABO遺伝子構造を報告した.その後,小湊博士らの研究グループによりABO遺伝子の転写調節機構の解明が進められ,細胞非特異的プロモーター,赤血球系細胞特異的転写活性化領域,上皮系細胞特異的転写活性化領域が同定され,それらの変異が亜型を惹起することが明らかにされた.
出典:ウィキペディア「小湊慶彦」(CC BY-SA 4.0)を一部抜粋
