岩井 文助(いわい ぶんすけ)は、京都出身の実業家。岩井文助… 岩井 文助(いわい ぶんすけ)は、京都出身の実業家。岩井文助商店の創業者である。 岩井勝次郎の従兄・養父。 岩井文助は1842年(天保13年)3月3日、丹波国北桑田郡上平屋村(現在の京都府南丹市美山町上平屋)で、岩井仁右衛門と妻・梅の三男・市郎として生まれた。上平屋村は箪笥(たんす)作りが盛んな地域で、岩井家も農業や質屋を営みながら箪笥を製造していた。 1850年(嘉永3年)、市郎は9歳の時に大坂浄覚寺町(現在の大阪市安土町四丁目)の加賀屋・井田徳兵衛に丁稚奉公に来た。徳兵衛より、文助の名が与えられた。加賀屋は、長崎から輸入された舶来雑貨を扱う唐物問屋であった。 1862年(文久2年)、文助は加賀屋から暖簾分けを受け、京町堀通羽子板橋東入北側に一戸を借り、加賀屋文助として西洋雑貨の小売(取引商)を始め、後に売雑貨類売買仲介業となった。
