中村 寛(なかむら ひろし、1965年3月31日 - )は、日本の現代音楽の作曲家。滋賀県甲賀市出身。 日本大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。三善晃と多田栄一に師事。 必ず作曲にはテクストが用いられ、その哲学者や詩人にはアリストテレス、アイスキュロス、キルケゴール、ヘルダーリン、ブレイク、ベンヤミン、ニーチェなどが選ばれている。1990年代の室内楽作品はFFの衝撃音の多用による表現主義的な作風であったが、最近は室内楽とオーケストラ作品共に、帯状に伸びるドローンの上で緻密な書法が展開されることが多い。この帯状ドローンは作風の成熟と共に、響きの様相は徐々に内的な感覚へ移り変わっている。1970年代のブライアン・ファーニホウや1990年代の細川俊夫とも共通項があっても、最終的に黙示的な終結を迎える事が多い。
出典:ウィキペディア「中村寛 (作曲家)」(CC BY-SA 4.0)を一部抜粋
