榎 敏明(えのき としあき、1946年12月4日 - )は、日本の化学者。東京工業大学(現東京科学大学)名誉教授。専門分野は物理化学、固体物性物理。 群馬県生まれ。京都大学博士課程を修了後、1977年、分子科学研究所助手に着任した。研究当初は有機伝導体、グラファイト層間化合物(英語版)等の研究を行い、1987年に東京工業大学理学部助教授に着任し、1991年に同理工学研究科教授に昇任した。のちに研究の中心をグラフェンにシフトし、特にナノグラフェンの幾何学構造に由来した特異的な電子・磁気物性の研究を展開した。グラフェンのフェルミ準位付近の電子構造は質量のないディラック型の線形構造(ディラックコーン)を持ち、グラフェンシートを切断すると、切断方向に依存して電子状態が変化する。
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